手錠

Introduction

手錠というと何となく「逮捕」というイメージが強いですよね。
質感によるものとは明らかに違う独特の重みを手首に感じるというか…。
いやまぁ私、逮捕されたこと無いんですけど。

日本においてSM緊縛の源流の1つが捕り物のお縄であるように、
現代のSMに手錠が使われるのは自然な流れなのかもしれませんね。
新時代の正統派、とか?

で、手錠の本来の目的は被疑者の拘束です。なので…

そりゃもう名実ともに飾り気のない頑丈な堅物です。

それが良くも悪くも持ち味になっているのですが…これについては解説の中で触れるとしましょう。
それでは手錠についてのご紹介です。

(参考画像1:手錠を嵌めただけで自由が奪われた事を実感させられるのです。)

commentary

手錠の良さは頑丈さであったり、目的に特化した質実なフォルムであったり。
何故か「悪いことをして捕えられた」ような気になってしまうのも特長のひとつです。
不合理ながらも性奴隷に「罪悪感」と「身体を自由にさせる言い訳」を与えさせる事ができます。
その点から、反抗を諦めさせるという意味で手錠の持つ力は非常に魅力的ですね。

一方、その頑丈さや飾り気のなさが調教時の応用の幅を狭めているのもまた事実です。
例えば後ろ手に手錠を嵌めた場合、真っ直ぐ仰向けに寝かす事は出来ません。
手錠が堅く大きいので背中に食い込んでしまうのです。
また、手錠の輪を繋ぐチェーンは当然ながら脱着不可能です。
足枷とジョイントしてみたり、首輪やボンデージドレスのリングに繋げてみたり…といった応用も出来ません。

そうなると手錠は単体で活かすしかない、という事になります。

(参考画像2:バックの体勢+手錠で秘部を晒させます。手は秘部に届かないので隠す事はできません。)

参考画像のように恥辱的、屈辱的な恰好を強要するというのは手錠の持ち味を活かすプレイの1つです。
手首を拘束しているだけですから、他の部位は幾らでも動かせるのです。
反抗する事だって出来る状態です。
でも、手錠を嵌めているという事実が性奴隷の従順さを引き立てているのかもしれません。
こういったアクセントに手錠の本当の価値を見出してみるというのはいかがでしょうか。

手錠はTV等で見慣れているものなので未知による抵抗感は薄いと思います。
手軽に拘束できる道具でもありますし、SMのきっかけ作りに使ってみるというのもアリなんじゃないかと。

あ、ちなみに鍵で開錠するものが主流ですが、
恐らくどのメーカーの手錠にも鍵を使わずに開けられるトリガーが標準装備されているハズです。
犯罪に使われたらメーカーもたまったモンじゃないですしね。
なので必要とあらばトリガーを切断するなり動かなくするなりしちゃって下さい。

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イージーカフス(画像提供:NLS)

これは一般的な手錠ですね。
手錠である以上は質実なこの質感が大事ですし、撮影する場合などの見栄えもいいですよ。
私は手錠に質実さ以外を求めていないのでコレを使っています。

ふわふわキャンディカフス(ピンク)(画像提供:NLS)

この一見「逮捕する気あんのか?!」と目を疑いたくなる手錠はソフトSM向けに作られているものです。
フェイクファーを纏わせた輪が手錠の怖さを打ち消して初心者に抵抗を与えないよう工夫されているとか。
私には全く魅力を感じさせない謎の仕様ですが、輪の部分がファーでクッションになるのは妙に納得。
長く嵌めていると手首がホント痛くなりますからね、手錠は。

パートナーに合わせてどちらが相応しいか選んで使って下さい。

NLS -1Night Love Story-

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