調教道具の管理とメンテナンス
Introduction
手に汗握り、あれこれ知恵を絞ってまで手に入れたアダルトグッズや調教道具たち。
後生大事にしまっておきたくなるのもわからない訳ではないですが、
それらは飾って嬉しいただのコレクションではありません。
道具というのは使って初めて意味があるというものです。
そして当然ながら道具は使えば汚れ、傷んでしまうもの。
正しく使い、正しくメンテナンスをして、長く大切に愛用してあげましょう。
今回は調教道具の衛生管理とメンテナンスのススメです。

commentary
■素材を守る
アダルトグッズは人体の感触を出すために特殊素材が多く使われています。
熱や気温の変化によって形状が維持できないものも多く、他のグッズの色が移ってしまったり一部が溶けてしまうなんて事もあります。
SM専門道具は革やゴムが多く、これまた保存状態によってゴムが切れたり革が傷んだりします。
個別に収納する等してきちんと管理し、乱雑に保管するのは避けた方がいいでしょう。
■消毒は必須
私は消毒用のアルコール溶液とペーパータオルを使って、使用前後以外にもメンテナンスを兼ねて定期的に消毒しています。
体内に挿入するものもあるので、少し神経質なくらいの意識があって然るべきだと思いますよ。
歪な形状のものはペーパータオルよりも溶液を直接噴霧する必要があるので、小さな霧吹き等があると便利です。
また、被験者の肌や体内組織がアルコールに敏感な場合もあります。
使用直前にはただのウェットティッシュでアルコールを拭き取る等の対応も忘れないで下さい。
■電動部品の保護
電池ボックスや接続箇所、スイッチ等は水に弱いので洗浄する際には注意が必要です。
それと、使用時の汗や愛液が錆び等の劣化を引き起こすので、電動器具の場合は使用後の消毒の他にメンテナンスを怠らないようにして下さい。
ちなみに持ち運び時や保管時は電池を抜いておきましょう。
何かの拍子にスイッチがonになってしまい、カバンの中からヴィィィィン…なんて悲劇としか言いようがありません。
■買い替えは潔い決断を
今はネット通販等で手軽に、かつ安く購入する事ができます。
少しでも使用に不安があるような道具は無理して使わず、買い替える決断も必要です。
使用する相手が命ある人体である事を忘れないで下さい。
んー、注意すべきはこんなもんかなぁ。
ここ2~3年で驚く程良質で安価なものが揃ってきています。
実際そう簡単には壊れないのですが、万が一の為の『安全な管理』という事です。
道具は大切に。パートナーも大切に。