乗馬鞭 - ムチその2
Introduction
SMと言えば…でお馴染みの鞭ですが、大まかに分けて3種類ある事はバラ鞭の回でご紹介しました。
鞭2回目の今回は乗馬鞭を取り上げようと思います。
乗馬鞭というのは名の通り乗馬や馬術競技に用いられる正当な「馬具」です。
やや棒状のシルエットで、競馬を見ていれば必ず目にした事があるステッキのようなもの、アレです。
SMにおいて馬具をそのまま流用する事もありますが、基本的にはSM専用に作られた物を使用する事が多いですね。
その違いは色々ありますが、それは以下の解説でご紹介しますね。
乗馬鞭は打つ事が正しい使用法ではあるのですが、まともに打つとかなり痛みが沁みます。
本来は皮膚の厚い馬に刺激を与える道具な訳ですから、痛みが大きいのは当たり前ですよね。
もちろん性奴隷に一度でも乗馬鞭の痛みを覚えさせたら、その後は乗馬鞭を見せるだけで精神的に追い詰める事が出来ます。
なので、乗馬鞭は
痛みを与えずに従順さを強制する道具
とも言えますね。
さて、それでは解説に移りましょう。
乗馬鞭は「ソフトSM」の域からは外れている代物だと思いますので、しっかり事前に知識を身につけておいてから手に取るようにして下さいね。
使い方を間違えると…悲惨ですよ。

commentary
まずは乗馬鞭の簡単な説明から始めましょう。
乗馬鞭は馬に指示を出したり合図を送るために馬を打つ「馬具」です。
SM用に流用されているものは乗馬の世界で主に「短鞭」や「長鞭」と呼ばれている棒状の鞭です。
追い鞭は乗馬鞭に含まれません。
短鞭は全長が50~75cm程で、騎乗時に馬の肩へ打つのに適したサイズです。
シャフト(グリップから伸びている棒の部分)の先に「フラップ」と呼ばれる打撃部位があります。
長鞭は全長が90~125cm程で、騎乗時に馬の腰~後ろ足の付け根を打つのに適したサイズです。
シャフトの先には「ラッシュ」と呼ばれる打撃部位があります。
SMの場合は短鞭がソフトめ、長鞭がハードめ、と使い分けている場合が殆どですね。
バラ鞭の回で記したように、打撃部位が広いものほど「音が大きく痛みは小さい」ですから、短鞭のフラップが大きいものほど痛みが少ないと言えます。
逆にフラップが小さいものや長鞭のラッシュは「音が小さく痛みは大きい」となります。
打つのはシャフトが短い方が扱いやすく、狙った箇所に打撃を与える事が容易です。
さて、ここで使い方ですが…これ、大事なことなので覚えておいて下さいね。
シャフトは打撃部位ではありません!!!!
結構勘違いされている方も多いと思うのですが、打撃部位は鞭の先端にあるフラップやラッシュだけです。
よくSMの鞭画像でお尻に縞状で鞭痕を残したものがあるのですが、それは乗馬鞭ではなく殆どが「ケイン」という別の責め具によるものです。
乗馬鞭でもハードに打てば縞状の痕を残せますが、それはあくまで「打撃部位で打った拍子に勢いでついてしまった」という副産物なのです。
シャフトの部分は芯材の入った強化素材なので、経験の浅い人がむやみに打っていいものではありません。
打つ狙いは打撃部位で定める、という事を忘れないで下さい。

ちなみに痛みはフラップが大きいものだとジワジワくる刺激ですが、小さいフラップやラッシュの痛みは電撃的です。
一瞬ヒンヤリしたような感覚があって、その後に裂けんばかりの痛みが局所的に襲ってきます。
この刺激の虜になった性奴隷に言わせると「病みつきになる」のだとか。
私も一度勉強のために打たれた事があるのですが、病みつきどころかのたうち回る羽目になりました。
Mってワカラナイ…。
よっぽどの達者な経験者じゃない限り、フラップが大きめの短鞭が一番汎用性があって調教向きだと思いますよ。
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このフライ返しみたいなのがフラップで、ここが大きいものがオススメです。
この鞭は打つと本当にいい音を響かせるのでオススメですよ。
少しソフトめですけどね。
このようにフラップがオシャレなものもあります。
本格派にはチープさが気になりますが、初心者には鞭のハードルを見た目で下げてくれるという効果があります。
乗馬鞭の威圧感を取り払うにはいいかもしれませんね。
このようなフラップの大きな乗馬鞭で物足りなくなったら次に小さなフラップのものへ、更に痛みを増して平気そうなら長鞭へとステップアップしていくことをオススメします。
最初にも書きましたが、乗馬鞭は「ソフトSM」の域からは外れている代物だと思いますので。