ローター(シンプル)
Introduction
「おとなのおもちゃ」って言葉の響き、素敵ですよね。
何だかソワソワしちゃうモンです。
何だろうとか、どう使うんだろうとか、あれやこれや想像してみたり。
まだアダルトグッズが今ほど市民権を得ていなかった頃、
数少ない奇妙な道具達は高価でシンプルで使い手を選ぶ代物だったハズです。
今回ご紹介するローターは「おとなのおもちゃ」界でも屈指の知名度を誇る事でしょう。
アダルトグッズ普及以前から、ピンク色をしたコイツはアダルトグッズの代名詞的存在でしたから。
人間にはマネできない微細な振動を与えるだけの道具ではありますが、
それだけでもSEXに道具を取り入れた事のなかった当時のカップル達には刺激的だったと思います。
現在はアダルトグッズが苦も無く手に入り、また多様な種類の商品が展開されるようになりました。
山ほどあるアダルトグッズの初歩として使われる事が多くなったローターですが、
SMにおいてはそのシンプルさや単純さが幸いして現在でも重宝がられる第一線級の責め具です。
激しく使っても壊れないというのはSMでは最大の魅力
…ですからね。
それに使い方も多様にあって、アイディア次第で幾らでも応用できるというのが更に素敵。
今回は誰もが知っているであろうローターを敢えてご紹介致しますねー。

commentary
アダルトグッズにおいて「ローター」と言えば取り敢えず誰もが見たことあるであろうアレの事です。
小さな球状のものと発信機兼電池ボックスが細いコードで繋がっている、というカタチのもの。
参考画像1で使用されているのがまさにこれですね。
機能は、重心のズレた重りが付いた小型モーターを小さな球状のものに内蔵し、
そのモーターを回す事で振動を起こし刺激を与えるという、夏休みの自由研究みたいな単純設計です。
振動を起こす機能そのものをバイブレータ(略してバイブ)と言いますが、
アダルトグッズとしてのバイブ(またの名を”電動こけし”)は形状や用途が異なるので明確に区別されています。
ただ振動するだけなのがローター、振動以外の特性を持つものはバイブ、といった感じですね。
最近のローターはプログラム機能や無線機能が付いたものも沢山出ていますが、
今回の紹介で扱うのはローターの中でも特にシンプルな単純振動オンリーの元祖ローター達です。
単純…とかちょっと見劣りするような言い回しをしていますが、
SMで使うなら単純な方が勝手良くて重宝するんですよー、いやホントに。

それではNLSさんからお借りした商品リンクを使用して少し解説を。。。
あ、NLSさんからはちゃんと許可頂いていますよ!
私、結構買い物してるんですから…。
■グッズ購入(NLS商品詳細ページにリンクします)
これが一番シンプルで有名なタイプのローターですね。
単純な設計なので簡単には壊れませんし、
仮に壊れるにしても安価なので惜しみなくハードに使えると捉える事もできます。
被虐者の性感ポイントを電池が切れるまで黙々と責め続ける愚直さが魅力ですね。
振動は無段階調節なので微弱な振動から大きな振動まで好きなように細かく調節可能です。
下着の上からなら強め、直接当てるなら少し弱め…なんて強弱もできますし、
弱めから始めてだんだん強くしていく、というのもアリです。
陰核に当てた状態で固定し、強い刺激を与えておいてイク寸前で振動を止める…なんて焦らしもできます。
身体を拘束してからテープでローターを固定してしまえば、
振動による刺激から逃げる事はできません。
単純で機能が限られているからこそ出来る責めだってあるんですよね。
ちなみに私は調教時必ず3個は持参するようにしています。
色々役に立つんです、コイツ。
あ、それと。
殆どのローターは防水加工されていないので、膣やアナルに挿入するならコンドームの併用を忘れずに!
こちらは1つの発信機兼電池ボックスに対して2つのローターが接続しているタイプです。
この手の製品は大体どれもローターが通常サイズと少し長めのサイズのセットになっていて、
恐らく「1つは陰核に、もう1つは膣内に」というコンセプトがあるのではないかと思われます。
ローターとしての機能は最初に紹介したものと全く変わりません。
残念なのは2つのローターの強弱が連動してしまう点で、それ故どうしても使い勝手が悪い印象です。
コンセプト通りに使用するのであれば膣内への責めに弱さも感じますし。
そんな訳でオススメの使い方は通常サイズのローターは陰核に固定し、
少し長めになっているローターは手に持って陰部のあらゆる箇所をまさぐるように刺激する方法。
長めだと持ちやすいですからねー。
これはローターの派生形です。
発信機兼電池ボックスを本体に内蔵してコードを無くし、棒状にする事で膣への挿入を想定したローターです。
完全防水ではないですが、膣内であればよっぽどの事がない限りコンドーム無しで使用可能ですよ。
大半のモノは振動の強弱が調節できませんが、上記2つのローターよりも振動はやや強めです。
そのまま膣やアナルに挿入可能な点は非常に魅力ですよね。
バイブのようにクネクネ動いたりはしませんが、装飾物が一切無いので奥までズッポリ入ります。
手持ちで使うのもアリで、なんたって持ちやすいんです。長いですから。
いっそ挿入するのはバイブに任せて、これは手持ちでの使用に限定したっていいかもしれませんよ。
実際、私は「ちょっと長めの便利な手持ちローター」として使用していますしね。
その応用として、被虐者に持たせてオナニーショーをさせてもいいでしょう。
長めのメリットを存分に生かす使い方が出来れば最高に便利なローターになりますよー。
…とまぁこんなところでローター(シンプル)の紹介は終わりますが、
別記事としてローター(特殊)も起こしていますので併せて目を通して頂けると幸いです。