バイブ(一本竿形状)

Introduction

現在、「バイブ」と聞いて一番イメージされやすいのはクリローター付き形状のものでしょう。
例えが古いですが、「十手」のようなカタチをしたアレです。
クリローターを付属する事で挿入時にクリトリスへの刺激も加えられるようになったという優れモノで、
「中派」「クリ派」問わずに使用できる事から一気に主流になりました。

一方、クリローターの付いていない一本竿バイブはあまり見かけない存在に…。
AVでも全くと言っていい程に使われていないような気がします。

確かに、初めて手に入れるのでしたらクリトリスも刺激できる方がお得でいいですよね。
主流の形状だけあって各メーカーから沢山のモデルが出されているので、
選び甲斐があるというのも楽しみのひとつですし。

ただ、実は私が調教で一番良く使うバイブは一本竿形状のものなんです。
何故かというと…まぁそれは色々と理由があるのですが。
誤解を恐れずに一言で表現するとすれば、
オンナが壊れるか、バイブが壊れるか
…というくらいに責め立てる事が出来るからです。

恐らく既にクリローター付きバイブを愛用している方々も1度くらいはこう思った事があるハズです。

「奥まで入れられてないかも…」
「もっと奥まで突きたい…」
「ピストンしにくい…」

それを全て解消してくれるのがこの一本竿バイブの最大の魅力なのです。

(参考画像1:竿のみのシンプルな形状は「突き刺す」にはもってこいのカタチ。)

commentary

一本竿バイブは良くも悪くもシンプルです。
わかりやすく言うと「多少動くディルド(張り型)」くらいのモノ。
クリトリスには一切干渉しません。棒ですから。
それじゃ、何故このシンプルさが良いのか、幾つか挙げてみましょう。

1.膣奥まで突ける。
クリローター付きバイブは竿とローターの接続部までしか挿入できません…当然ですが。
なので「もうちょっと奥を突きたいな」って時に応用が利かないんですよね。
その点、一本竿バイブは枝分かれしたクリローターが存在しないので、膣奥の限界まで挿入する事が可能です。

「中派」と「クリ派」以外に、実は「奥派」が結構いたりするんですね。
「奥派」は多少の性感開発が必要になりますが、開発されてしまえばこれ以上ない快楽だとか。
そんな「奥派」には一本竿バイブの方がより大きな快楽を与えやすくなりますよ。

2.ピストンしやすい。
個人的にクリローター付きバイブの最大の欠点だと思っているのがピストンのし難さなんです。
激しくピストンしても快楽に直結しないのは承知の上で、
それにしたって少しは変化をつけて刺激を与えたいと思うハズです、皆さん。

クリローター付きバイブは深く挿入すると、膣口がローターと本体の接続部に当たります。
少し勢いをつけて挿入すると膣口にその接続部をぶつける感じになってしまうのですよ。
これを痛がるM嬢もいますから、ピストンする時は奥まで挿入し過ぎないように気をつける必要がありまして。
使い手からすりゃそれはもう歯痒い感じな訳です。

一本竿バイブならそれを気にする事がないので(だって棒状ですから)、
深度や勢いやリズムや角度を好きなように調節してピストンできちゃいます。
これってスゴイ差なんですよ、いやホントに。

そもそもクリローター付きバイブは「じっくりゆっくり使うもの」であって、
大きなピストン運動にはあまり向いていないんです。
一本竿バイブは逆にピストン運動に特化した道具なので、ピストンしやすいのは当然なんですよね。

3.壊れにくい。
しつこいようですが、このバイブは棒状でシンプルなのがウリ。
亀頭部のスイングやバイブレーション機能が付加されていたりもしますが、
基本的に構造は至ってシンプルなものです。
多少雑に扱ってもそう簡単に壊れません。単純機構。
丈夫である、って実は調教道具において不可欠な要素なんですよ。

(参考画像2:突き方を自在に調節できると単調にならずに責める事ができます。)

…とまぁ散々褒め称えてきましたが、シンプルな道具であるという事は即ち
使い手(責める側)に応用力が求められるという事なんです。
ローター付きバイブのように「誰が操っても気持ちいい」という万能型ではありません。
膣に棒をブッ刺さしているだけなんですから。

どういう状況で、
どういう刺激を与えたくて、
どれくらいのストロークで、
どの程度のスピードで、、、
等々、責めるにあたって的確な狙いが無いと逆に効果のない道具に成り下がってしまいます。

一本竿型バイブを「最高の責め具」にするか「ただの棒」にするかは貴方の腕次第ですね。

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ノーマルヘッドバイブ(画像提供:NLS)

私が最も多く使用しているであろう一本竿型バイブです。
長さ・太さも過不足無く、使用相手を選ばない点でも「安定」の一品です。
とりあえず一本持ってみたい、というのでしたらこれを是非。

爆穴工事中(画像提供:NLS)

こちらは一本竿型バイブの中でも変わり種なタイプです。
亀頭部と竿中央の2箇所にローターが埋め込まれていています。
更にローターを挟んで蛇腹状になっている2箇所は関節で、曲がります。
ハードにピストンしつつ膣内の狙いを確実に責め立てるには最適ですね。

今回の記事は今までで一番長いテキストになってしまいました。
それだけ私にとって調教では必要不可欠なものなんだってわかって貰えれば…と思います。

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